21日、北海道や埼玉など各地で、相次いで子どもが新型コロナウイルスに感染したことが確認された。

学校内での感染拡大も心配される中、子どもたちを感染から守るには何をすべきか取材した。

6歳と4歳の子どもを持つ母親は、「『あ、きたな』という感じ。何をどう気をつけたらいいと決まっているのがあれば、こちらも対策のしようがあると思うが…」と話した。

東京・港区にある私立幼稚園。

それぞれの教室には空気清浄機が設置され、体調を崩した子どもたちを預かる職員室には、水の中に次亜塩素酸を混ぜた加湿器を置いている。

サンタ・セシリア幼稚園の山澤美希教師は、「本当に怖いですよね。どこでどうなってもおかしくない状況になってきたんだと思うと、どこで何を気をつけたらよいのかと思う」と話した。

厚生労働省は、手洗いやせきエチケットの心がけ、人混みが多い場所は避けるなどの注意喚起をしているが、呼吸器の病気にくわしい仁友クリニックの杉原德彦院長は、「(小さい子どもは)マスクも外しちゃうし、うがいも上手にできるわけではない。アルコール消毒で十分だと言われている。手洗いができない子には消毒で手を拭くということで対応していく。(マスク外す子には)『喉をちょこちょこ潤してあげるようにする』そういう方法もある」と話した。

また、子どもが新型コロナウイルスに感染したかどうかの検査を受ける症状のポイントについて、杉原院長は「やはり熱の期間。4日間と言われているように、まずは熱がどれくらいの期間が続くのか。一番心配なのは肺炎の合併なので、『呼吸器症状』、『せきが強い』、『苦しそうにしている』のであれば、夜中でも救急で行った方がいい」と話した。

厚労省は、現時点で子どもが重症化しやすいとの報告はないが、引き続き対策をし、注意していく必要があるとしている。

(北海道文化放送)

(2020/02/22)

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