厚生労働省はクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で感染が確認された80代の乗客の男女2人がきょう、
死亡したと明らかにしました。
発熱などの症状がなく、検査で陰性だった人達の下船が昨日から続いています。
乗客が亡くなったことを受け、下船した人達からは驚きの声があがっています。
横浜港から中継です。

【中継・田口記者】
はい、横浜の大黒ふ頭です。
こちらではきょうも午前10時半頃から下船が始まり、バスや自家用車で乗客は帰路につきました。
私は先ほど、きょう一番最初のグループで下船したという方に話を伺いました。
乗客の方は「無事に帰ることができてほっとしている。船から降りて手を振る人の姿が見えたときに自然と涙があふれてきた」と話していました。
ただ、ちょうどそのインタビュー中にクルーズ船の乗客が亡くなったというニュースが入ってきて、
「その方ももしかしたら自分が船内で挨拶を交わしたり、面識のある方だったかもしれない」と、
非常にショックを受けておられました。

60代の夫婦。検査の結果「陰性」が確認され、きょう下船しました。
乗船中に孫が生まれたといい、横浜駅に到着後、さっそく家族へ電話します。

夫「(家族に電話する)今横浜駅にいるねん。(孫の)調子はどうや」

娘(電話)「元気にしてはる。元気」

夫「そうか。帰ってもしばらくあえへんからな。それは堪忍してな。」

妻「元気にしている?泣いてない?」

娘(電話)「泣いてますよ。しょっちゅう」

60代夫婦「私は元気。はよ一緒にお好み焼き食べような。じゃあな。」

長かった船内の生活、支えになったのは家族の存在だったと言います。

夫「年取ると涙…泣き上戸になった」

妻「それはうれしいですよ。一番家族が力になりましたよ。」

記者「クルーズ船の乗客だった人が2人亡くなられました」

60代夫婦「えー!あー顔見知りかもわからんな。それは驚きですよ。ショックやね。」

記者「先ほど、クルーズ船の乗客が2人亡くなったと。」

下船した乗客
「え?それは知らなかった、それは…相当ショックですね。
水際の1月の時点ではっきりした態度をとっていただければ、こういうことは起こらなかったと思います。」


厚生労働省によりますと、きょう死亡が確認されたのはクルーズ船の乗客だった80代の日本人男女2人です。
2人とも発熱などの症状があり医療機関に搬送され、新型コロナウイルス検査の結果、陽性と判明していました。
男性の死因は「新型コロナウイルス感染症」で女性の死因は「肺炎」とされています。
また、クルーズ船で事務作業をしていた厚生労働省と内閣官房の職員それぞれ1人の感染が新たに確認されました。船内で業務についていた政府の職員が感染したのは、あわせて4人となりました

そしてきょう、福岡市で60代の日本人男性1人の感染が確認されました。九州で感染が確認されたのは初めてです。

さらに北海道でも新たに1人の感染が確認されています。
【中継・田口記者】
クルーズ船には現在、2,000人ほどの乗客が残っていると思われます。
外国籍の乗客は各国のチャーター機で帰国する人も多いことから、順調にいけば、検査で陰性だった乗客は明日中にもすべて下船できる見通しです。
以上、中継でした。

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