今、東京都内の一部エリアで、お得なポイント還元の実証実験が始まっている。

例えば、買い物の際に、店員に「レジ袋いりません」と伝えると、なんと、100円分のポイントの還元があるという。

80代女性「えーすごい! すごく魅力ありますよね」

この大盤振る舞い。
東京都が期間限定で行っている取り組み。

それが、お得にポイントがゲットできる「東京ユアコイン」。

ポイントをもらうには、まず、専用のアプリをダウンロード。
次に、東京駅周辺エリアの対象店舗で、プラごみ削減など、環境対策に貢献すれば、都民でなくてもポイントがもらえる仕組み。

そこで取材班は、対象のドラッグストアへ。
レジ袋をもらわずに買い物をすると…。

49円のお菓子を買って、100コインをもらった。

環境への影響が指摘されるレジ袋を辞退するだけで、100円分のポイントをゲット。
実質、タダで商品を購入したうえに、差額分の51円は丸もうけした計算。

気になるポイントの獲得方法。
「ノーレジ袋」に加え、「マイタンブラー」、「エコ弁返却」、「時差Biz」の4テーマに沿った活動をすることが条件。

例えば、スターバックスなど、対象のカフェにタンブラーを持参して飲み物を購入すると、100ポイント。

さらに、お弁当を購入し、食べ終わったあとお弁当の容器を持っていくと、400コインもらえた。

対象の弁当容器を指定の場所に返却すると、400ポイント。
実質、およそ7割引きで購入できたことになる。

また、時差通勤でも200ポイントがもらえるほか、マラソンなど、対象の朝活イベントに参加すると500ポイントがもらえる。

これらの活動で獲得できるポイントの上限は、1人あたり7,500ポイントまで。
対象店舗で買い物などに使えるほか、Pontaやnanaco、Tポイントに交換することもできる。

80代女性「いいんじゃないですか。普通、ポイントって言うと、100円で1円分(のポイント)くらい。大きいですよね」

しかし、よく考えてみると、このポイントのもとは税金。
ポイント費用の5,000万円は、東京都が負担している。

大盤振る舞いともいえる取り組みだが、「やっぱり100ポイントは、破格っていうか、大きすぎない? (税金の)使い方間違ってる」という意見も。

このポイント制度は、2月28日まで。

東京都の担当者は、「環境問題などに関心を持ち、行動してもらえるようなポイント設定にした。3月をめどに取り組みの効果をまとめる方針」としている。

(2020/02/19)

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