新型肺炎の感染が拡大する中、インバウンド関連の国際見本市がきょうから始まり、会場では感染症対策の商品が注目を集めていました。
幕張メッセできょうから開かれている、インバウンド関連の国際見本市。
ホテルや飲食業に関わる企業を中心に1,000社以上が集まりました。
会場では新型肺炎対策の製品が数多く出品されていました。
ここに来て注文が急増しているのがこちら。
口元をフィルムで覆う透明マスク。
抗菌で、曇り止めの加工がされています。
ホテルや飲食店などで、従業員がつばの飛散を防ぎながら、顔を隠さずに対応ができると、引き合いがあるといいます。
ムーヴ・オン営業企画部 三上雄司部長
「(2月は)約30万個の注文を受けていて、例年の3倍。生産が追いついていない状況」
除菌水を自動生成し、石けんなしで手洗いができる機器も。
決まった時間、水が出るため飲食店などで、従業員の手洗い基準を統一することができます。
空気を除菌する噴霧器は、宿泊施設や娯楽施設など、大勢の人が集まる環境に対応しています。
会場のあちこちで目立ったのは消毒液。
入り口にも大きな看板で注意喚起が徹底されるなど、新型肺炎の対応に追われていました。
中には、こんなブースも…
記者「こちらにはスタッフの姿がみあたりません…」
こちらの会社では、新型肺炎の対策としてスタッフの欠席をきのう、急きょ決定。
客からの問い合わせにはブースから繋がるテレビ電話で対応するということです。
一方でこの見本市に来ていた人の多くはホテルや飲食店の関係者です。
新型肺炎で中国などからの旅行者が減る中、感染拡大が長引くことへの不安を口にしていました。
日光市・ホテル関係者「中国の人は一気に減っている。春節でアジア系の客が多かったが、今年はほとんど動きがない状況。このまま長引かないといい」
川越市・焼肉店「従業員は手洗いとうがいをしっかりやって、衛生面をいつも以上に気にして営業をやっている」
町田市・イタリアンレストラン「中国から輸入している食材がどうしても届かなくなると、別のルートで調達しないといけなくなるので大変です。」
感染症対策を万全にすることで安心して客に来てもらいたい。
参加者はイベントに来た目的をそう話していました。
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