政府が新しい局面に入ったという認識を示した新型コロナウイルス。クルーズ船では16日、新たに70人の感染が確認されました。また、自衛隊は、アメリカ人の乗客を夜に帰国させるために大型バスを20台ほど用意して羽田空港まで移送することにしています。アメリカ人退避に向けた準備が進む横浜港から報告です。
(斎藤康貴アナウンサー報告)
安倍総理大臣は、アメリカとカナダに続いてオーストラリアもダイヤモンド・プリンセスに乗船中の自国民の退避を希望していることを明らかにしました。今後、オーストラリアの人で乗っている人々が国に帰る可能性があります。16日も慌ただしい動きが船の出入り口でありました。現在は、救急車1台と大型のバスが止まっているのが見えます。そして、自衛隊の車が奥にあり、その裏に救急車やバスが止まって、16日に新たに感染が確認された約70人、あるいは高齢者を搬送していくという様子がありました。アメリカ人を乗せるチャーター機は16日夜に到着予定です。こちらには、バス約20台が来る予定となっています。そのバスに乗る前にまず検査をして、羽田空港で離陸前にまた検査を受ける。そして、アメリカ本土に着いた後も検査があって、その後、2週間の隔離という流れになるそうです。その隔離を拒否する人もいるようで、だったら下船をする19日以降の下船を待つというアメリカ人もいるようです。船に乗っているアメリカ人に話を聞きますと、「順調にいけば午後6時ごろからバスに乗る作業が始まっていくんではないか」ということでした。
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