新型コロナウイルスの国内での感染確認が相次いでいる。

外科医の感染が確認された和歌山県では15日、同僚医師や家族など新たに3人の感染が確認された。

50代の男性医師と一時入院していた70代の男性が新型コロナウイルスに感染していたことが、14日に明らかになった和歌山・湯浅町の済生会有田病院。

15日午後、和歌山県が会見し、仁坂吉伸知事は、「新型コロナウイルス感染者の追加が出ました。同僚医師の陽性が判明した」と述べ、新たに50代の男性医師とその妻、60代の入院患者の3人の感染が確認されたと発表した。

男性医師は、すでに感染が確認された外科医の同僚で、入院患者は外科病棟に入院していて感染した外科医と接触があったという。

増え続ける日本国内の感染者。

横浜市では、集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から感染者を搬送した救急隊員が感染していたことが、15日未明に明らかになった。

感染が確認された救急隊員は、感染者を搬送する際、ゴーグルやマスクを着用していたという。

横浜市によると、救急隊員は2月10日の午後3時すぎに感染者を救急車で搬送。

その際、高性能のマスクに加え、ゴーグルや手袋などの感染防止対策を行っていたという。

その後、午後11時ごろに38度の高熱が出たという。

横浜市の会見「今回の搬送が感染の原因なのか、普通に考えれば難しいのかなと。世界的な知見では(発症までの時間が)短すぎる」

そうした中、13日に死亡した神奈川県在住の80代の女性について、新たな事実がわかった。

女性は1月22日に倦怠(けんたい)感が出たというが、その前日、娘と日帰りで出かけていたという。

娘は、感染が確認されている個人タクシーの運転手の妻で、1月に開催された屋形船の新年会にも参加していた。

また、14日に初めて感染者が確認された名古屋市では、15日朝から市民の問い合わせが相次いでいる。

名古屋市では、60代の男性の感染が確認され、2月3日に旅行先のハワイで発症し、7日に帰国している。

ハワイの当局は、日本時間の15日に会見し「彼がどこで誰と接触した可能性があるか、全ての濃厚接触者について調査している」とした。

男性が1月28日からマウイ島に滞在し、2月3日からは、オアフ島のワイキキにあるホテルに滞在していたことを明らかにした。

(東海テレビ)

(関西テレビ)

(2020/02/15)

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