スーパー小学生アーティストが、創作の秘密を明かしてくれた。

12日、愛知県の美術館で出会った少女。

カメラに向かってVサインでほほ笑む、逸見ルチカさん。

小学5年生のアーティスト。

名古屋市伏見駅の地下街に、幅およそ4メートルにわたって描かれている壁画。

天才ピカソをほうふつとさせるカラフルなデザイン。

通行人は、「独創的で面白いですよね」、「楽しい感じになりますよね。気持ちが明るくなりました」などと話した。

地下街が活気づくこの巨大な壁画を描いたのもルチカさん。

自宅は、豊田市の山間部にぽつんと建つ一軒家。

ほとんどの作品を、自宅にあるアトリエで描いているという。

ルチカさんの作品は、自由な発想から生まれるカラフルな色遣いが特徴。

作品数は、小学5年生にして200点以上。

しかも、8歳で個展まで開いた経験を持つスーパー小学生アーティスト。

極め付きは、来場者が世界一を誇るフランス・パリのルーブル美術館。

そこに、小学3年生のときにこども絵画コンクールで銀賞を受賞した作品が展示された。

逸見ルチカさん「ルーブル美術館ってなんだ!? って思って、本当に現実になって夢のようだった」

白い壁に黄色を大胆に重ね、絵の具をたたきつけるようにして、音楽を聴きながら大きな壁に色をつけている。

この大胆さと自由な発想が最大の持ち味。

父親は、ネパール人のニランジャンさん、母親のマサエさん、お兄ちゃんと弟の5人家族。

兄・一真さん「普段は明るい、元気。お母さんと昭和曲歌っているくらいですね」

普段は、庭で兄弟と遊んだりしながら、豊かな自然の中で生活している。

逸見ルチカさん「カモシカとかイノシシとか会えて、怖いけど面白い。(都会暮らしについて)町だったら行くとこあるから楽しいけど、のびのびできないし、人間関係もめんどくさそうだったし」

ルチカさんの自由な発想やユニークな視点は、こうした開放感の中ではぐくまれたのかもしれない。

逸見ルチカさん「イメージして、そのままべた塗りしたりして、自分がいいなって思うまで描く」

ルチカさんの作品は、16日まで豊田市美術館で見ることができる。

来場者「11歳とか小学生の子が、ここに飾られるだけの作品を作れることがすごいと思います」

小学生アーティスト・ルチカさんの目標は…。

逸見ルチカさん「たくさん作品を残して、世界に自分を発信すること」

(2020/02/12)

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