全国の税関が去年1年間に空港や港湾などで押収した覚醒剤は2.5トンを超え、過去最大になりました。
財務省によりますと、去年の覚醒剤の摘発件数は前の年の約2.5倍の425件で過去最多になりました。押収量は2570キロ、末端価格で1542億円に相当し、史上初めて2.5トンを超えました。コカインについても、摘発件数はわずかに減少したものの、押収量は638キロで前の年に比べて約4.2倍になり、大幅に増加しました。この結果、不正薬物全体の押収量も史上初めて3トンを超え、財務省は「不正薬物の流入は引き続き拡大傾向にあり、極めて深刻な状況である」としています。
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