新型肺炎の影響は、国内経済にも徐々に出始めています。
日本有数の観光地として知られる「京都」では外国人だけでなく
日本人の予約キャンセルも多くなり、緊急の事態となっています。
●VTR
古都・京都。冬にも多くの観光客が訪れることで知られています。
外国人観光客に特に人気があるのが「祇園(ぎおん」。
そのメインストリートを歩いてみると…。
●記者レポート
こちらの「花見小路」通常だとこの時期の平日でも
多くの観光客やタクシーで歩くのが困難なことが多いということですが、
通りの向こうが見渡せるほど人通りがまばらなように感じます。
去年4月の映像ではバスに乗り切れないほど多くの人で
溢れていた清水寺近くのバス停も…。
この日は人がほとんどいません。
●周辺住民
いつも遅れがちだったのが時間通りに来てスムーズに家まで帰れます。
こちらの薬局では…。
●薬局店員
通りを見てもわかるがずいぶん減ってる。
50%以下。半分以下になってる。
一方、こちらの店では…。
●店員インタビュー
やはり日本人も減ってるしお煎餅を焼いて試食を出してるが
それに手をつける人が減った。
かなり深刻ですね。先が見えないので。
外国人だけでなく日本人の観光客も減っているといいます。
京都駅から徒歩およそ5分のこのホテルでも…。
●ホテル関係者
1月の春節の時は外国人の予約が落ちてきた。
2月に入ると日本人の予約が落ちている。
日を追うにしたがってすごいことになってきてるので、
これは初めての体験
今月に入り、予約の3割がキャンセルに。
その多くが日本人客だといいます。
危機感を募らせたホテルは、
4万円以上の部屋を3万円に値下げ。
今月の宿泊代はおよそ3割値下げしています。
また客の不安を払拭するため、
従業員にマスク着用を認めたほか、
館内には自動の消毒機器を導入しました。
●ホテル関係者
微々たるものですけど、
できるところからやるのがわれわれにできること。