新型コロナウイルスの集団感染が起きている大型客船「ダイヤモンド・プリンセス号」では、10日に感染が確認された人のほか、持病がある人、80歳以上の高齢者についても、11日午前中に下船する見通し。
こうした中、乗客らの要望を取りまとめ、10日に厚労省に提出した男性が、現在の船内の様子を語った。
乗客・千田忠さん(70代)
「今回はある種、災害に近い状況。人災も十分にあるはず。薬の要求をしても、何日も放置されている。(船内サービスセンターの)受け付けの能力を超えたことがなされている。現場の人たちは、非常に誠実に、真摯(しんし)に対応してくれている。問題は、決定権限のある人が現場にいない」
また、長く個室に留め置かれている、ほかの乗客の様子については…。
乗客・千田忠さん(70代)
「眠れない、食欲が全くない。羽毛布団は、だんだん湿り気を帯びて、どんどんうすくなってきている。夜間、非常に寒い」
一方、インド出身の乗組員が、船内からインド政府に助けを求める動画をネット上に公開し、緊迫した状況も伝わってきている。
(2020/02/11)
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
★チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/subscription_center?add_user=FNNnewsCH