アメリカ大統領選に向けた野党・民主党の候補者指名争いの第2戦を前に、支持率でトップを争うブティジェッジ氏とサンダース氏が10日、「最後のお願い」で火花を散らした。

序盤戦の大きなヤマ場となるニューハンプシャー州の予備選挙を11日に控え、初戦に続き接戦を演じているブティジェッジ氏とサンダース氏が、それぞれの集会で互いを批判し、対決姿勢をむき出しにした。

ブティジェッジ前サウスベンド市長「(サンダース氏の国民皆保険制度には)50兆ドルがかかる。それこそが問題だ」

サンダース上院議員「ブティジェッジ氏は、40人以上の億万長者から寄付を得ている。われわれは違う!」

こうした中、バイデン前副大統領に代わり、最新の世論調査で州内3位に躍進し、注目を浴びるクロブシャー上院議員が、FNNの単独取材に応じた。

クロブシャー上院議員は、「(同盟国との関係をどう考えるか?)わたしは独裁者とではなく、アメリカの同盟国と連携していく」と述べ、トランプ大統領の外交姿勢を批判した。

一方、トランプ大統領もニューハンプシャー入りし、初戦アイオワ州での集計トラブルに触れて、民主党を厳しく批判した。

トランプ大統領は、「(民主党は)何をやっているんだ。(アイオワ州の)票の集計さえまともにできないのだから」と述べた。

そのアイオワ州の集計について、ブティジェッジ氏とサンダース氏の陣営は、再点検を求めた。

最終結果の確定は、さらにずれ込む見込みで、民主党の候補者選びは、序盤から異例の状態が続いている。

(2020/02/11)

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