新型コロナウイルスの感染者が相次ぐ大型クルーズ船で新たに60人以上の感染が確認されました。厚生労働省は、船に残された3600人について船から下りる全員のウイルス検査を検討しています。
(伊従啓記者報告)
(Q.クルーズ船の周り、乗客の様子は?)
ダイヤモンド・プリンセス号の前では、今、患者を乗せたとみられる救急車による搬送作業が断続的に続いています。10日午後に六十数人が感染の一報が入った直後から現場には消防車や救急車が相次いで集まってきました。これまでに救急車4台がここを離れています。つまり、まだ大勢の感染者がこの船に残っているものとみられます。乗客の一人に話を聞くことができました。お話では「予想はしていたが、やはりショック。予定の19日に下りられなくなるかもしれないと感じた」と心配されていました。そして、10日、新たな動きとしては、これまでになかった出入り口が設けられたということです。先週まで船の中央に一つだけ出入り口があったんですが、それが10日、手前に青いブルーシート、自衛隊の車のある場所に新しい出入り口が作られました。やはり、六十数人という数の多さから搬送にも時間がかかるということで、異例の態勢がここの現場では敷かれているようです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp