新型コロナウイルスの感染が相次いでいる神奈川・横浜港に停泊中のクルーズ船で、新たに6人が、感染していたことがわかった。

これで、クルーズ船の感染者は70人となった。

新たに感染が確認されたのは、乗員5人と乗客1人で、乗員はフィリピン人の20代の女性と40代の男性3人、ウクライナ人の20代男性で、乗客はアメリカ人の70代女性だった。

乗員は、客室のドアノブは触らないなどといった、感染しないような対策を行っていたということで、どのように感染したのかわかっていないという。

これで、クルーズ船内での感染者はあわせて70人になるが、現在も濃厚接触者など数十人の検体検査が行われていて、感染者の数は、さらに増える可能性がある。

一方、乗客に必要な薬が不足している問題では、厚労省は、これまでに緊急薬のインスリンなど、およそ150人分を配布したとしているが、乗客の1人は「まだインスリンが届いておらず、薬を仕分けする人手が足りないと説明を受けた」と話し、配布作業に遅れが生じているとの説明もあったという。

一方、中国の衛生当局は9日、新型コロナウイルスによる中国本土の死者が、前日から89人増え、811人になったと発表した。

2002年から2003年に流行したSARS = 重症急性呼吸器症候群の世界全体の死者数は774人で、これを上回ったことになる。

また、感染者は2,656人増え、3万7,198人になった。

(2020/02/10)

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

★チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/subscription_center?add_user=FNNnewsCH

新規コメントの書き込み