感染拡大防止対策として、春節の大型連休が事実上延長されていた中国では、多くの企業や店舗が、10日からの業務の再開を予定している。

しかし、在宅勤務を続ける企業も多く、経済活動への影響は深刻となっている。

午前9時の北京。車の流れは、先週に比べかなり戻ってきたが、地下鉄で出勤してくる人は、まだまだ少ない印象。

10日朝の北京市内の地下鉄車内の映像。
通勤時間帯だが、人の姿はまばらだった。

北京市は、飲食店に対し、グループでの食事を禁止する通達を出すなどしていて、地元メディアは、営業停止を余儀なくされたカラオケ店が、従業員200人に対し解雇通知を出したと伝えている。

また、北京や上海などでは、一部で引き続き在宅勤務などの対応をとっている企業もあり、経済活動への影響は深刻となっている。

こうした中、湖北省武漢市で、1月18日に4万世帯以上が参加する春節伝統の大宴会が開催され、これをきっかけに感染が拡大した可能性が指摘されている。

すでにヒトからヒトへの感染の可能性が指摘されていた時期で、開催中止を求めなかった武漢市当局への批判が高まっている。

一方、中国の保健当局は、中国本土の死者は9日の1日で97人増え、908人に達し、感染者は4万人を超えたと発表した。

(2020/02/10)


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