今週のNYダウの動きを振り返ります。
先週末に600ドル以上下げたところからのスタート。
新型肺炎の懸念はくすぶる中でも、強い指標を手掛かりに上昇。
そして中国人民銀行の支援策などを好感した上海株の下げ止まりを受けて上昇の勢いを強めると、水曜日には、ウイルスのワクチン開発の進捗が報じられて、もう一段の大幅高。
この時点で、先週末の下げを完全に取り戻し、木曜日は中国の関税引き下げを好感してもう一段の上昇。
ここまで1,123ドル高。
急な上り坂の1週間になっています。
新型肺炎の懸念高まる中での急上昇、その裏には?
今週も新型肺炎の発病者は世界で増え続けていましたが、それでも株価が上昇一辺倒だった背景として、いくつか指摘されています。
1 政治の不透明感の後退現状、株式市場では、トランプ大統領再選に追い風が吹くとポジティブ、民主党左派候補の躍進はネガティブという見方です。
こうした中、民主党の候補者指名争いの初戦、アイオワ党員集会でまさかの集計結果が出ないトラブル。
その後の経過でも有力候補と見られてきたバイデン前副大統領の苦戦が明らかになり、トランプ大統領再選との見方が高まっていることは株価のサポートになっているようです。
2 緩和期待再び先週FRBのパウエル議長も警戒感を示したのに続き、今週はECBのラガルド総裁も懸念を明かしました。
実際、中国人民銀行はすでに資金供給策を実施しています。
FRBから利下げの示唆はなくても、市場からは「新型肺炎で実体経済に影響が出そうになれば中央銀行がサポートしてくれるんだよね」という見方が出始めています。
来週はパウエル議長の議会証言。
終息が見えない新型肺炎の影響に対する見方についてアップデートはあるのか。
そしてアイオワ州の結果が確定していませんが、11日には次の候補者指名争い、ニューハンプシャー州の予備選挙が予定されています。
アイオワはブティジェッジ氏が優勢とも伝わっていますが、アイオワのようなサプライズはあるのか注目です。
◆「ワールドビジネスサテライト」「ガイアの夜明け」などが見放題!
「テレビ東京ビジネスオンデマンド」はコチラ↓(入会月無料)
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/info/lp/?utm_source=youtube&utm_medium=meta
◆毎日ニュースを更新中!
チャンネル登録:https://www.youtube.com/channel/UCkKVQ_GNjd8FbAuT6xDcWgg/featured?sub_confirmation=1b1
◆公式SNSでも番組を配信中!
公式ツイッター:https://twitter.com/tx_news
WBS:https://twitter.com/wbs_tvtokyo
モーサテ:https://twitter.com/ms_tvtokyo
ガイアの夜明け:https://twitter.com/gaia_no_yoake
カンブリア宮殿:https://twitter.com/cambrian_palace
池上彰の報道特番:https://twitter.com/tx_ikegami
◆「テレビ東京ビジネスオンデマンド」アプリをダウンロード
iOS:https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=5Za4ADfP&ai=a5dce989886bfe
Android:https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=5Za4ADfP&ai=a5dce98c81f4a9