「有力情報に最高100万円の謝礼」。
こう呼びかけて行方を捜しているのは、12匹のリスザル。

静岡県の動物公園から、こつ然と姿を消したリスザルたち。
一体、何があったのか。

子どもを背中に背負いながら、器用に綱渡り。
これが“リスザル”。

サルの中でもリスのように小さいことから、そう呼ばれている。

伊豆シャボテン動物公園では、46匹が放し飼いにされていて、距離感ゼロで触れ合えると人気だった。

しかし、そのうち12匹が…。

伊豆シャボテン動物公園・中村智昭園長「連日にわたって行方不明という状況」

なぜ、人気者は謎の失踪を遂げたのか。
動物園側が下した結論は、思いもよらないものだった。

6日、動物園からリスザルに関する想定外の発表が。

伊豆シャボテン動物公園・中村園長「1月19、21、22、23と、連日行方不明という状況。夜の間にいなくなって、朝、確認ができない」

園内にいる46匹のリスザルのうち、12匹が行方不明になったという。

周囲には電気柵があるため、逃げ出したとは考えにくく、園外から侵入した動物に襲われた形跡もないとのこと。

園が下した結論は…。

伊豆シャボテン動物公園・中村園長「全ての可能性を考えた中で、盗難としか考えられない」

犯人像について園長は、「リスザルは捕らえること自体、簡単ではない。動物の扱いが慣れている人でないと無理」と話した。

しかし、防犯カメラから不審な人物は確認できなかったという。

園は警察に相談するとともに、最大100万円の謝礼で情報提供を呼び掛けている。

盗難の可能性が高いというリスザルだが、一般的には高価格で売り買いされているという。

ペットショップZOO・北村まゆみコーディネーター「(販売価格は)オスは150万円、メスは250万円。珍しさもありますし、ほしくてもなかなか手に入らない動物なので、こういった価値になっている。少なくても50万円くらいで買い取り対象になると思いますね」

園のウェブサイトには、見えない犯人への、お願いにも似た悲痛な言葉が記されていた。

伊豆シャボテン動物公園ウェブサイト「今の時期はまだまだ寒いです。餌は必ず朝昼晩、ごはんとおやつをあげてください。みんな元気? 大丈夫? 寒くて凍えていない? 広い園内から、狭いところで過ごしてない? とても心配です。もう一度、元気にのびのびとしている顔が見たいです」

(2020/02/06)

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