新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、企業の業績への影響が注目を集めています。
「マイケル・コース」などのブランドで知られるカプリ・ホールディングスの10月から12月期の決算は市場予想を上回る増収増益で調整後の一株利益も予想を上回りました。
しかし新型肺炎の拡大により中国で消費が低迷すると見て1月から3月期の売上高と1株利益の見通しを引き下げています。
台湾の鴻海精密工業は、中国の河南省鄭州市にあるアイフォーンの製造工場で、2月10日の春節明けに戻ってくる従業員に対し、2週間の隔離を義務付けると、ブルームバーグ通信が5日、報じました。
アップルのサプライチェーンへの痛手は避けられないとみられています。
5日にパリで講演したECB=欧州中央銀行のラガルド総裁は、「新型肺炎が経済に新たな不確実性をもたらしている」として米中の貿易摩擦などと並ぶ新たなリスク要因として挙げています。

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