アメリカ大統領選挙でトランプ大統領の対抗馬となる、野党・民主党の候補者選びがスタートした。
全米の世論調査でリードしているのは、前副大統領のバイデン氏と、候補者のうち、最高齢ながら若者の支持を集めるサンダース上院議員。
これを追うのが、初の女性大統領を目指すウォーレン上院議員と、38歳最年少の候補で自らの同性婚を公表して注目を集めるブティジェッジ前サウスベンド市長。
アイオワ州のメディアセンターには、全米や世界各地から2,600人以上の報道陣が集結し、「初戦」を誰が制するのか、固唾(かたず)をのんで注目している。
党員集会は、有権者が州内の各会場で議論を経て、候補者を選ぶもので、最新の世論調査では、サンダース氏が23%、バイデン氏が19.3%で、全米レベルで「大本命」と見られているバイデン氏が、こちらでは後塵(こうじん)を拝する展開になっている。
サンダース氏の躍進のわけは、有権者の間で「バイデン氏が初戦のアイオワで力を抜いている」との不満が広がっていることを利用、きめ細かい選挙活動で支持拡大を図っていることにある。
しかし、全国での支持率はバイデン氏が依然トップで、「直接対決でトランプ大統領に勝てる最有力候補」と目されていることから、序盤戦で上位にとどまれば、続くネバダ州やサウスカロライナ州で挽回できるとの見方も出ている。
一方、共和党の候補になることが事実上決まっているトランプ大統領の選挙陣営も、アイオワ州に閣僚や2人の息子を投入する臨戦態勢で、民主党側の盛り上がりを警戒している。
「アイオワを制するものが大統領選を制する」ともいわれる初戦の軍配は、日本時間午後に判明する見通し。
(2020/02/04)
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