原宿・表参道エリアにいま、日本初上陸の飲食店が相次いで出店しています。都内で味わえる、世界中からやってきたさまざまな“日本初上陸”の店を取材しました。
 台湾ティーの専門店「ゴンチャ」は台湾をはじめ中国、香港、マカオなどアジアを中心に世界各国におよそ1100店舗を展開していて、原宿エリアに日本1号店が誕生しました。6月には表参道にニューヨークの人気店「ドミニク・アンセルベーカリー」がオープンし、連日売り切れとなる人気商品もあります。また、JR原宿駅から脇道を入って数分のところに完成した商業施設「カスケード原宿」には7軒の飲食店が入り、このうち3つの店舗が“日本初上陸”です。イタリア・ミラノで行列が絶えないという老舗レストラン「PIZZERIA SPONTINI」、台湾のグルメとお茶を味わえる「彩茶房」、イギリス・ロンドンの名店「ローラズ・カップケーキ」が進出しています。
 原宿・表参道エリアはグルメの街として注目が集まっています。しかし、なぜこのエリアに初上陸の店が集中するのでしょうか。飲食店の市場調査に詳しい専門家は、女性が多く「食」に敏感なエリアで成功を収めることが広告代わりになると分析しています。船井総合研究所のチーフ経営コンサルタント・三ツ井創太郎さんは「日本人は美食とか食のレベルが高いイメージがある。その日本人にも受け入れられたというのはマーケティング効果が高い。その後にアジア諸国に進出していくときに訴求として強い」と分析します。
 日本初上陸の出店ラッシュが続く原宿・表参道エリアからはまだまだ目が離せません。

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