日本上陸の際には、なんと4時間待ち。
そんな人気のかき氷店が、週末、一斉に閉店。
突然の閉店にファンも、そして、店員さえも驚きを隠せない様子だった。
そこには意外な事態が。
たっぷりのいちごに大福が丸々1個のった「生いちごかき氷」に、香ばしいきな粉とアーモンドがマッチした「きな粉もちかき氷」。
韓国生まれのかき氷店「ソルビン」は、2016年に日本初上陸。
インスタ映えすると、若者を中心に人気が爆発。
オープン当初は、4時間待ちの行列ができるほどだった。
その後、宮城・仙台や神奈川・川崎、福岡・博多など、国内で6店舗まで拡大していた。
しかし…。
ソルビン原宿の案内の上に、閉店のお知らせと書かれた紙が貼ってある。
1月31日付で突如、6店舗全てが閉店。
10代女性「マジか…。めっちゃ好きだったから結構ショック」
20代女性「全部(閉店)じゃなくても、一部でもやってもらえると行けるのかなと思います」
人気かき氷店の突然の閉店劇。
そこで韓国のソルビンを訪ねると…。
本家・韓国にはソルビンの店舗が100以上あるが、週明けの3日も通常どおり営業している。
実は、日本とは運営会社が異なっていて、異変は見られず。
では、日本のソルビンに一体何があったのか。
福岡・博多店で閉店まで勤めていた女性に話を聞くことができた。
「ソルビン」天神店・20代の女性従業員「29日に突然LINEで知らされまして、『31日に閉店するので』ということでした」、「本手に驚きでしかなくて、これからどうなるんだろうという不安はありました」
閉店2日前に、突如LINEで解雇通知を受けたという。
さらに。
「ソルビン」天神店・20代の女性従業員「半月分の給料が未払いになっていて、解雇予告を29日にされたので、解雇予告手当が、本当は1カ月分出ると聞いていたんですけど、『会社が破産して払えるお金がない』払うことができないって言われて」
そして、3日になって新たな動きが。
ソルビンの国内6店舗を運営していた株式会社「エンポリオ」が、事業停止を発表。
株式会社「エンポリオ」は、「出店当初はマスコミにも大きく取り上げられ、インスタ映えするなどとして、若者にも人気が出たことににより、売り上げは順調に拡大していったものの、直近においては冷夏や災害、タピオカなどの競合商品の台頭、そのほかの経営環境などの変化により、資金繰りも急速に悪化する事態に陥りました」としている。
賃金の未払いなど、事実確認をするため、運営会社の社長を訪ねたが不在。
日本の運営会社の弁護士によると、元店員の主張通り、1月中旬以降の従業員への給料未払いも発生しているという。
一方、ソルビンの韓国本社は、「現在確認中だが、明確な事実関係を把握できていない」としている。
(2020/02/03)
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