新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大。
中国本土の死者は、2003年に流行したSARSを上回り、感染拡大に歯止めがかかっていない。
中国衛生当局によると、中国本土での感染者は1万7,000人を超え、死者も2日から57人増えて361人になった。
中国本土でのSARSの死者数349人を超えたことになる。
中国では、春節の大型連休が2日で終わったが、北京などでは、当局が連休明けの勤務をなるべく在宅にするよう求めていて、多くの人が出勤を控えている。
ふだん多くの人が乗り降りする北京中心部の地下鉄駅だが、3日は乗客が少なく、周りにもほとんど人がいない。
市民からは、「仕事の必要性から、きょうから出勤するよう要求があった。政府機関の仕事だ」、「病院関係の仕事だ。国営企業なので休み明けから出勤しなければならない」などの声が聞かれた。
市内では、引き続き休業を続ける商店が目立ち、人通りが少なくなっている。
また、住宅地では多くの団地で、里帰りしていた住民に対して入り口で体温検査を行ったり、連休中の訪問先を訪ねるなど、感染拡大に警戒していることがうかがえる。
(2020/02/03)
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