新型コロナウイルスの感染者の数は世界で1万人に迫る勢いです。経済への影響も指摘されています。

 中国政府の衛生当局は31日朝、死者が新たに43人増え、合わせて213人に上ると発表しました。中国本土の感染者は9692人に増え、世界全体での感染者は9800人を超えています。
 一方、経済面では野村インターナショナル香港によりますと、中国の今年1月から3月期のGDP(国内総生産)の成長率が前の月に比べて大幅に減速する見通しです。2003年にSARS(重症急性呼吸器症候群)が猛威を振るった際には中国の成長率は2ポイント低下しましたが、それを上回る打撃になると予想されています。
 米国野村証券・雨宮愛知シニアアナリスト:「今回のコロナウイルスの世界的な蔓延(まんえん)を受けて、供給網の混乱ということから回復のタイミングが遅れていくということが想定されます」
 アメリカでは中国からの部品などの供給が滞ることで、貿易摩擦や景気の悪化で減速していた製造業の回復が遅れる可能性があるということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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