【池谷C】
猛威をふるう新型コロナウイルスによる肺炎。
厚生労働省は、チャーター機できのう、中国・武漢から帰国した日本人のうち、3人から新型コロナウイルスの陽性反応が出たと発表しました。

【塩田C】
そのうち2人は咳や発熱などの症状が無いにもかかわらずウイルスの陽性反応が出ていて、国内では初めてのケースになります。

厚労省 日下氏「感染研より感染症の3症例の報告がありました。
1例目が患者。残りの2例は無症状病原体保有者」

厚労省は、けさの会見で熱や咳などの症状がない2人から陽性反応がでたと発表しました。

2人は40代の男性と50代の女性で、症状のない人がウイルスを持っていると公式に発表したのは初めてです。

これを受けて専門家は…

JCHO尾身理事長「症状のある人の感染だけでは(患者の増加ペースが)早すぎる。
症状がない人が感染させる可能性がある」

症状が無い2人は、千葉県勝浦市のホテルから千葉県内の医療機関に運ばれました。

また、のどの痛みなどの症状があった1人は、武漢在住の50代男性で、
機内の検疫では症状が確認されませんでした。

しかし到着後、検査を受ける際、のどの痛みや鼻水などの症状が出たため東京都内の病院に入院。

きのうの夜には38.7度まで体温が上がり、陽性反応が確認されました。

一方、チャーター機の第2便が、午前8時50分頃、羽田空港に到着しました。

きょう帰国したのは210人で、そのうち13人から
せきや発熱などの症状がみられたということです。

安達記者「武漢から帰国した人を乗せたとみられる救急車が、今、羽田空港を出ました。
このあと、医療機関に向かうものとみられます」

症状がある人は、東京都内の駒込病院など、合わせて4つの病院にそれぞれ入院しました。

また、症状がなかった人は、東京・府中市にある警察大学校や
北区にある国の研修所で、経過観察のために滞在します。

滞在期間中は、国から派遣された職員の指導の下、医療従事者が健康管理を行うとしています。

こうした中、安倍総理大臣は「新型肺炎」に関する対策本部の初会合を開き、
水際対策の強化を指示しました。

安倍総理「無症状であるにも関わらず、陽性反応が出たことを踏まえれば、
これまで実施してきた水際対策などのフェーズをもう一段引き上げていく必要があります」

また、安倍総理は、武漢市などに滞在歴のあるすべての入国者を対象に症状の有無にかかわらず、
国内での連絡先を把握し健康状態を随時、確認できる仕組みを導入することを明らかにしました。

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