中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎を受け、現地に滞在していた日本人206人が29日朝、帰国した。
一方、武漢への渡航歴がなく、新型肺炎に感染した奈良県在住の日本人男性は、武漢からのツアー客を乗せたバスで、関西空港や奈良公園などに立ち寄っていたことがわかった。
男性は、武漢への渡航歴はなく、バスの運転手として、1月8日から11日と、12日から16日の2回、あわせて9日間、武漢からのツアー客60人を乗せていた。
バスは、関西空港や成田空港、奈良公園に立ち寄ったという。
街の人は「ちょっと心配かもしれない。もし自分の行動範囲と重なっているところがあれば」と話した。
男性の家族や同乗していたバスガイドなど、男性と濃厚接触があった人の感染は、今のところ確認されていない。
厚労省は、ヒトからヒトへ感染した可能性が高いとしている。
男性の接触者104人のうち、武漢からの中国人ツアー客60人は、すでに帰国しているが、宿泊したホテルの関係者などについて追跡調査をするかも含めて検討している。
(関西テレビ)
(2020/01/29)
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