中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎を受け、現地に滞在していた日本人206人が29日朝、帰国した。

この肺炎による中国本土の死者は132人、感染者は6,000人近くに増えて、SARS(重症急性呼吸器症候群)の中国国内の感染者数を超えた。

国家衛生当局によると、武漢市のある湖北省と河南省で、新たに26人の死亡が確認され、中国本土での死者の数は、あわせて132人となった。

感染者数も5,974人にのぼり、2002年から2003年に流行したSARSの感染者数を上回った。

こうした中、アメリカ政府も武漢で働く政府職員や、子ども9人を含むアメリカ国民およそ240人を帰国させるため、チャーター機を出し、一行は29日朝、現地の空港を出発した。

チャーター機はアラスカ経由で29日、カリフォルニア州に到着する予定で、乗客は到着後、一般客のターミナルからは隔離された臨時の居住スペースにとどまり、最長2週間、保健当局による検査と経過観察が行われるという。

(2020/01/29)

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/subscription_center?add_user=FNNnewsCH

新規コメントの書き込み