第2次世界大戦中、ナチスドイツにより、ユダヤ人などおよそ110万人が虐殺されたアウシュビッツ強制収容所の解放から75年を迎え、記念式典が行われた。
式典は、ポーランド南部の収容所へ向かう入り口があった場所で行われ、およそ200人の生存者などが参加した。
ポーランドのドゥダ大統領は、「大量虐殺の記憶は消えない。生存者と犠牲になった人々に敬意をささげる」と述べた。
生存者の女性は、「最も悲しかったことは、自慢の髪の毛をすべて刈り取られたことだ。窓に映った自分を見た時、自分は誰なんだと思った」と、当時の絶望と恐怖を振り返り、二度と繰り返されてはならないと訴えた。
解放から75年がたった今、生存者の高齢化で、悲劇の記憶をいかに後世に語り継いでいくかが課題になっている。
(2020/01/28)
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