中国が「団体旅行」を禁止したことを受け、日本に入国する予定だった中国からのクルーズ客船が運航中止になるなど、日本国内でも「春節特需」を期待する関係者からは、不安の声があがっている。

長崎への入港が中止されたのは、中国・天津を出発する「コスタ・セレーナ」。

運行会社は、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大防止のため、1月25日から2月4日まで、中国の天津や上海を出発するクルーズ客船の運航を中止すると発表し、出港日の25日に、長崎側に突然キャンセルの連絡があったという。

また、岐阜・高山市のバス会社では、世界遺産・白川郷へ向かう中国・武漢からの観光客13人が、直前でキャンセルになった。

一方、東京・浅草では、マスク姿の観光客の姿が目立ち、かき入れ時の春節を迎えた商店街からも、不安の声が聞かれた。

増田園総本店「やっぱり商売に影響している。早く収束していただきたい」

三鳩堂「全体的にお客さまが減るのは店にも影響出る。うちもどういうふうになるのか想像できない」

2019年の春節期間を含む2月には、72万人が中国から日本を訪れていて、今回の中国人の団体旅行中止は、観光業界に大きな影響を与えるとみられる。

日本の経済界にも不安が広がっている。

旅行代理店のカモメツーリストによると、春節の大型連休中、中国の旅行会社からおよそ350のツアーの運営を請け負い、1万人を超える観光客が参加する予定だったが、団体旅行禁止を受けて、2月1日までのツアーのほぼ全てがキャンセルされた。

また、三越伊勢丹ホールディングスは、「売り上げは例年より厳しい状況。団体旅行禁止は、確実に影響が出てくるだろう」とみている。

家電量販店大手のビックカメラによると、「今のところ、客足などは特段変わらないが、春節が始まったばかりで、影響はまだわからない」ということ。

(2020/01/27)

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