東京都知事選挙が半年後に迫る中、都議会自民党は「小池知事は都政を混乱させている」と批判し、対決色を強めています。一方、選挙に向けては独自候補を擁立する方針ですが、候補者選びは難航しています。

 東京都の小池知事は12月19日、2020年度予算編成に向けて都議会の各会派から公開でヒアリングを行いました。この中で、自民党は東京オリンピック・パラリンピックの暑さ対策や築地市場跡地の再開発について方針を明確に示すよう求めました。終了後、取材に応じた都議会自民党の鈴木幹事長は「小池知事はこれまでの3年間の中で都政を混乱させている。10年、20年後の都政が大変なことになるのではと危惧している中で、小池都政をいま認めるわけにはいかない」と述べ、小池知事に苦言を呈しました。

 2020年7月に行われる知事選挙に向け、自民党東京都連は選考委員会を設置して独自候補の擁立を検討していますが、候補者の選定が難航しています。自民党都連は12月下旬に幹部が集まる会合を開き、知事選挙について話し合う予定です。

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