逃亡犯条例の改正を巡って市民による抗議デモが続いている香港で、17日も大規模な抗議活動が行われています。香港から報告です。 (前田輔記者報告) 非常に激しい雨が降るなか、逃亡犯条例の改正案の完全なる撤回などを訴えて市民がデモを続けています。道路を埋め尽くしています。参加者に話を聞いたところ、「政府が自分たちの訴えをのむまで続けるんだ」といった声も上がっていました。ただ、街の人からはもうこれ以上、生活はできないと訴える人もいます。 土産物店の店員:「(Q.最近の観光客は?)観光客はいないよ。商売あがったりだ」 店主らは「売り上げが半分になっている」と口をそろえています。一方、香港に隣接する深センでは武装警察が集結しています。普段は規制の厳しい中国ですが、比較的に容易に撮影できる場所に展開しています。香港の中心まで1時間かからない場所で、緊張感は高まっています。市民による政府への訴えが続くなか、政府は出口が見つけられない状況です。18日には数十万人規模の抗議集会も予定されています。混乱が鎮まる気配は見えていません。
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