香港の逃亡犯条例の改正案をめぐる抗議活動が激しさを増しています。
きょうから新学期の香港では、学生たちが授業をボイコットするなど、事態が収拾する見通しは全く立たない状況です。
きょう、昼ごろの香港。
台風による大雨にもかかわらず集まったのは、中学生や高校生など、10代の若者たち。
制服姿の中高生が、学校をボイコットして香港政府への抗議を示しているのだ。
民主派の団体が呼びかけた集会で、中高生が中心となるのは異例だ。
逃亡犯条例の改正案をめぐって混乱が続く香港では、おととい、警察官が地下鉄に突入し、デモ隊を制圧。
無関係だった市民も多く巻き込まれたとみられ、反発が高まっている。
デモ隊は、逃亡犯条例改正の完全撤回や林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官の辞任など5つの要求を掲げているが香港政府はもちろん、中国政府が受け入れるには難しい要求だ。
来月1日の中国建国70年の記念行事を控え事態を収束させたい香港政府側がさらなる強硬手段に踏み切ることも考えられ、予断は許さない状況だ。

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