ミャンマーの少数民族「ロヒンギャ」に対する迫害について、国際司法裁判所が初めて判断を示しました。ミャンマー政府に対し、虐殺などの迫害を防ぐためのあらゆる措置を取るよう命じました。
ミャンマー政府はロヒンギャに対するジェノサイド(集団虐殺)を行ったとして、去年、提訴されていました。国際司法裁判所は23日、「ロヒンギャは今も危険にさらされている」と認定したうえで、ミャンマー政府に対して殺害や破壊行為の防止策を至急、取るよう求める暫定措置を出しました。ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問は、これまでの審理でジェノサイドを全面的に否定していました。ミャンマー西部のラカイン州にいるロヒンギャは今も移動や居住の自由が厳しく制限されています。
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