きょうのマーケット。
日本経済の今を分かりやすくお伝えします。
日経平均は大きく上昇、212円高。
為替が円安に動いたことで、輸出関連株に買いが入りました。
また、香港のデモの激化で連休明けの値動きが心配された中国株が上昇したことも安心材料となり、午後に上げ幅を拡大しました。
きょうの株価のポイントを、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の折見さんは「いつも以上に為替に敏感」と解説します。
米中貿易摩擦の影響で、世界経済の先行きが心配される中普段以上に為替の動きが気にされていて、少し円安に動いただけでも、輸出関連企業の収益改善期待が高まり、精密部品や機械関連株などに買いが入りやすくなっているということです。
きょうは韓国のサムスン電子の決算発表がありました。
ことし7月から9月の決算の速報値は、本業のもうけを示す営業利益がおよそ6,900億円となり、過去最高だった1年前と比べ半分以上も減りました。
半導体メモリー事業の不振や、スマートフォンの販売低迷が響きましたが、事前の予想を上回る業績だったことから、韓国メディアは「善戦した」と伝えています。
一方、日本政府による半導体材料の輸出管理強化の影響については明らかにしませんでした。
あすの予定です。
コンビニ大手2社の決算発表があります。
午後2時にファミリーマート。
経営統合した「サークルK」と「サンクス」の店舗を「ファミリーマート」に改装する費用が減ったことで、利益が増える見通しです。
午後3時はローソン。
お弁当の廃棄ロス削減などでこちらも利益が増える見通しです。
午後6時すぎにはノーベル化学賞の発表があります。
日本からはスマホや電気自動車などで使われるリチウムイオン電池を開発した旭化成の吉野彰氏らの受賞が期待されています。
#サムスン#マーケット#日本経済