「子どもの未来」をあらゆる角度から深堀りするTOKYO MX NEWSの特集コーナーです。今回は以前放送した“女子高校生ダブルダッチチーム”「ロジャー」の“その後”です。2019年7月の大会で世界チャンピオンとなった「ロジャー」の4人の新たな挑戦を追いました。

 2本のロープを使った縄跳び競技=「ダブルダッチ」で世界の頂点を目指す東京・大田区の女子高校生チーム「ロジャー」のメンバーは、全員が高校2年生です。

 ダブルダッチは跳ぶ回数を競う「スピード」と、アクロバティックな技を競う「フリースタイル」で争われます。ロジャーのメンバーは2019年7月の世界大会で、30カ国の代表がしのぎを削る中、3部門で世界の頂点に輝きました。そして今、世界チャンピオンとして挑む2020年2月の世界大会・カナダ予選へ向けて汗を流しています。世界大会以降、ロジャーのメンバーは筋力トレーニングに充てる時間を2倍に増やしました。さらに、新たな特訓として「シングルループ」=一般的な縄跳びも取り入れました。

 これまで、ロジャーは2本の縄を使用するダブルダッチだけに取り組んできました。しかし、それだけでは世界の高い壁を越え続けることはできないと、メンバーそれぞれの体力やスキル向上のために“1本の縄跳び競技”を取り入れました。シングルループ導入後、縄を跳ぶスピードは上がり、2分間に跳ぶ回数を競う「スピード競技」で世界を制覇した401回の記録を大きく上回る430回をたたき出しました。

 チームを組んで6年となる今、再び世界の頂を…。彼女たちは2月、世界大会への切符をつかみ取るため、戦いに挑みます。

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