24日に行われた香港の区議会議員選挙は452議席のうち民主派が380議席以上を獲得し、圧勝しました。圧勝を受けて民主派は政府への圧力を強めたい考えです。
(森林華子記者報告)
香港の25日朝の新聞は民主派の圧勝を伝える一方で、親中派の新聞は民主派によって不公平に選挙が行われたと批判しています。当選した民主派の候補は「政府に対する不満の結果だ」と話していて、これまで要求を続けてきた普通選挙の導入などを香港政府にさらに強く訴え掛けるつもりです。日本時間の25日昼すぎから民主派、親中派の両者が記者会見を行います。香港市民はこの結果を受けて政府がどのようなメッセージを出すか注目しています。投票の際に市民から警察への批判の声を多く聞きました。民主派はこの躍進で警察にブレーキが掛かることを期待していますが、政府は24日、新たに入管や税関で勤務する150人を特別任務警察官に任命するなど、抗議活動に対して強硬姿勢の構えを崩していません。まだ大学では若者たちが立てこもりを続けています。その対応や政府の発言次第では香港の混乱がさらに悪化する恐れがあります。
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