24日未明、国内で2例目になる新型コロナウイルスによる感染者が確認された。

一方、中国当局は、今回の肺炎による死者が26人となり、発症した人は800人を超えたと発表した。

中国政府は24日朝、これまでの死者が25人になったと発表。

その後、東北部の黒竜江省でも新たに1人が死亡したことを明らかにした。

死者は武漢がある湖北省以外では2人目で、これにより、死者数はあわせて26人になる。

また、発症した人は830人で、西部の青海省やチベット自治区などを除き、中国のほぼ全土で確認された。

23日、重い肺炎を発症したことが明らかになった、武漢市在住の日本人男性については、新型コロナウイルスによるものかどうか、確認が続いている。

武漢市は、23日、全市を事実上の封鎖状態にしたが、中国当局は、さらに封鎖の範囲を周辺の7つの市にも広げ、感染拡大の防止を図っている。

中国当局は、今回の肺炎による死者が26人となり、発症した人は800人を超えたと発表した。

日本企業は、情報収集や対応に追われている。

政府によると、23日時点で武漢市にはおよそ710人の日本人の滞在が確認されているほか、ジェトロ(日本貿易振興機構)のまとめでは、武漢エリアには日本企業159社が進出している。

3つの工場があるホンダは、武漢への出張を原則禁止としたほか、自動車用ソフトウエアの設計開発拠点があるデンソーも、武漢への渡航を禁止し、現地の日本人出向者に自宅待機を命じていて、KDDIも現地駐在員を自宅待機としている。

現地に支店のあるメガバンクでは、みずほ銀行が武漢への渡航を禁止したほか、三菱UFJ銀行も、急ぎでない場合、出張を控えるよう呼びかけている。

(2020/01/24)

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