抗議活動が続く香港で「民主化」を求める多くの若者が台湾の総統選に注目しています。
香港市民:「香港ではリーダーを自分で選べないので、台湾がうらやましい」
香港では政府のトップを選ぶ際に市民が直接、投票できる制度はないため、香港の民主化を求める人々は直接、選挙によってトップを決める台湾の総統選に注目しています。また、香港で生活する台湾出身の人々に投票を呼び掛ける活動も広がっていて、香港で台湾料理店を経営する女性も今回、投票のために初めて台湾に戻ることを決意しました。
台湾料理店オーナー・文麗君さん:「(香港の)抗議活動で自由と民主が大事だと気付いた1人だと力が小さいが、集まれば大きくなる」
台湾各大学香港校友会総会・曽憲権会長:「台湾は物資や金銭面で若者を支援している。抗議活動によって台湾と香港の関係はより深くなった」
また、台湾の大学への進学を支援する団体のトップによりますと、香港では抗議活動を続けるなかで香港政府に対して失望する若者が増えていて、今年、香港から台湾への進学を希望する学生の数は去年の約2倍になる見込みだということです。
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